【実話】私が拘置所(拘置支所)に面会に行ってきたときの話。オススメの差し入れは「本」。

【実話】私が拘置所(拘置支所)に面会に行ってきたときの話。オススメの差し入れは「本」。

最近、メディアでもよく見るカルロスゴーンさん逮捕のニュース。

東京拘置所に拘留されたゴーンさんをテレビで見ながら、「そういえば拘置所に面会行ったことあるなぁ」と、ふと思い出し記事にしてみました。

あまりないと思いますが、もし拘置所へ面会に行くことがあれば、参考にしてください…笑

注)ちなみに私が捕まったのではなく、捕まった友達を諭(さとし)に面会に行った時の話です。

拘置所(拘置支所)へ行った時の話

はじめに(拘置所って何?)

「拘置所」は、主として未決囚、死刑確定者を収容する法務省の施設等機関である。拘置所内の経理作業等を刑務作業とする懲役囚及び刑が確定した既決囚も収容されている。

Wikipediaより

つまり、「犯罪を犯し、裁判中の刑が確定してない人や、刑が執行されていない人が入る場所」。

「踊る大捜査線」で見たことのある警察署内にあるのは「留置所」の方ですね。

友人が捕まった経緯

訪問した際に聞いたところによると「酔って気が大きくなった他の人に暴力をふるってしまった」とのことでした。

失敗をお酒のせいにはできません。捕まるのもしょうがないですね。

持って行ったオススメの差し入れ 「本」

服や現金なども差し入れできるとのことでしたが、定番?の本を私はもっていくことにしました。(ちなみに食べ物はダメでした)

私が行った拘置所の場合、差し入れ可能な冊数は「2冊」までとのことでした。

ドストエフスキーの「罪と罰」を持っていこうかとも思いましたが、おそらく読み切らないと思い、「こち亀」と「東京タワー」を持っていきました。

(後日聞いた友人の話によると、読み切りできる本で良かったと言っておりました。それに、本だと中で貸したり、同居人が見たりするらしいので、割とオススメです。(日用品などはご家族の方が差し入れていたので))

面会するための方法(手続き・記帳)

私の場合、事前に拘置支所に電話して「面会対象者・面会時間」を伝え、面会に行きました。

面会前に以下のことをしました。(なぜか拘置所の雰囲気に緊張してしまい若干うろ覚え)

  • 氏名・住所などの記載
  • 差し入れる物の記載
  • 面会時間の記載 など

この時、初めて知ったのですが、本の差し入れの場合、ブックカバーは外されます。また、本をパラパラと振ったりしてページとページの間に何か挟まっていないか確認されます。

理由は、表紙と本の間にカミソリなどの危険物がないか、本以外のものが隠されてないか、などを見るためです。(ブックカバーは持って帰りました)

いざ、面会へ

はじめて入った面会所は、ドラマの中で見るような場所でした。

本当にこんな感じの面会場所

捕まった友人の後ろに監視の方がいたのも、ドラマそのままでした。

友人の話によると、横になることはできないし、壁によりかかることもできないとのこと。

酔った状態での「もののはずみ」かもしれませんが、罪は罪。

「厳しい規則の中で、被害者の方に十分反省してから出てきた方がいいよ」っとこの時伝えました。

面会が終わった後

あっという間に面会時間が過ぎ、看守の方に「そろそろ…」と言われ、「じゃあ、またね」と言って帰ろうとする私に「来てくれてありがとう」と言った友人。

友人と一緒に遊んだ思い出と、捕まっている光景とが交差して、お互い涙がでました。

友人に「自分のしたことに対する反省するキッカケの1つになってほしい」と心から思いました。

行く機会がなければ、行かない方がいい場所

拘置所に行く前は、友人への面会のほかにも「拘置所って行ったことがないし、行ってみたいかも」と心のどこかで思っていました。

でも面会後は、「世の中には「行かない方がいい場所」っていうのが存在するんだな」と感じました。

ニュースやドラマでしか見たことのない光景でしたが、こういう体験は1度で十分だし、どうせなら行く機会がない方がいいです。

以上、実話からの体験記でしたっ。

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